樹木剪定枝のリサイクル
樹木は、それぞれ樹種が特殊な葉・樹皮・樹形を持っています。本来、その特徴を鑑賞できるようにのびのびと大きく育てるのが理想ですが、公園外周の樹木や街路樹など、付近住宅と接しているものについては剪定が必要です。公園緑化協会では、これらの樹木剪定により排出される剪定枝のリサイクル事業を行っています。
樹木は、それぞれ樹種が独特な葉・樹形を持っています。公園外周の樹木や街路樹など、付近住宅と接しているものについては、剪定が必要です。
状況に応じて剪定します。
剪定作業を行うと、たくさんの剪定枝葉ができます。それらを一箇所に集積します。
集積された枝葉を細かく破砕します。(直径35ミリの孔を通る程度)
チップが完成しました。そのまま樹木のマルチング材として利用できます。また、一部をバーク堆肥にします。
マルチング材として、公園の植栽帯に敷均します。
1.雑草を抑制・土の流出・硬化防止
2.保水性の向上
3.美観向上などの効果があります。
チップをバーク堆肥にするためには、菌のはたらきで分解しなければなりません。そのためには、水と酸素が必要です。
空気を含ませるようにふんわりとした山を作りながら、ほどよく水を補給します(握るとだんごができるぐらい)。米ぬかや促進剤を混ぜると、より効果的です。条件を整えてやると分解が始まります。
仕込み後は養生に入いります。チップの山のなかでは、菌が水分と空気を使ってどんどんチップを分解していきます。しかし、このままでは水と酸素は不足してしまいます。そうすると菌のはたらきは低下し、分解は進みません。
そこで、水分と酸素を補給するために切返し(天地返し)を行います。状態をみながら完成までに数回切返します。
数回の切返しの後、分解が進んで温度が下がると完成です。土壌改良材として使用することができます。最初の体積の6割ぐらいになります。
チップの変化
チップ・土壌改良材の提供について
こんな時はご相談ください。
- 町会・自治会などで公共地の緑化活動
- 保育所・幼稚園・小学校・などの緑化活動
- マンションなどの共有地の緑化活動
- 学校等で教育を目的とした土壌改良を行う場合
- 学校等で教育を目的とした資材として使用する場合